ひきこもり支援カウンセリング

当事務所の考え方

私はこういった問題は「家族システムの機能不全(機能不全ご家族の増加)」「当事者と地域コミュニティ(学校や町内会等、家族外のもの)の関係性が時代とともに変化していること」「部屋にこもっても暇を持て余さなくなったこと」「日本では、家族外の人(他人)に家族内の問題を出来るだけ隠す文化が元来あること」など、原因として考えられることが山のようにあり、それが各家庭によって複雑に絡み合っていると考えています。
 もっと言及させていただくとすれば、昨今の家族問題の全体に当てはまることだともいえます。
原因が複雑化することにより、解決も難しい。そのような構図になっていると言えるでしょう。

特にその中で上記にも書いた「部屋にこもっても暇を持て余さなくなったこと」に対して詳述させていただくと、現代社会では部屋から出なくても「外部とのコミュニケーション」「興味のある分野へのアプローチ」「暇を持て余さず時間を潰す」といったことを助けるツールが大幅に発展しています。言うまでもなくパソコンや携帯電話、テレビゲームなどの電子機器、及び通信機器としての技術発展がそれにあたります。
 そういったツールの発展していくスピードが目覚ましいだけではなく、親世代が子どもの時にはなかった「モノ」「文化」「考え方」が、日進月歩のスピードで進化しています。
 一般的に知られていることかもしれませんが、新しいことやモノへの適応は一般的には子どもの方が早いとされています。
しかし、いかんせん適応しなければいけないモノや考え方、文化が多いのも現代社会への特徴と言えます。
 こういった時代の流れに全く対応できなくなる、あるいはその逆として適切に対応し、「家から出ない」という対応を子どもが取っていると考えています。
 そういった子どもたちの対応に後手に回っている親という構図が多いとも考えています。
実際の現場を見てもそうです。
子どもの思考がわからず理解できないとおっしゃられる親御さんが多く、理解できるまでに大変時間がかかってしまっている家庭が増えていないでしょうか?
大人たちが、自分が見てきたステレオタイプな「親」という役割を全うしようとしても、それは現代社会の子どもには通じません。例えそれが自分の子どもでも、です。

最初にも書かせていただいた通り、ひきこもり・不登校・登校拒否・ニートといった問題は様々な問題の複合の結果であり、各家庭においても様相はそれぞれ違います。
 それに合わせてしっかりとした支援を提供することが、当事務所を含め支援者に求められていることだと思います。
当事務所では日々こういった問題に取り組み、考えていくことによって研鑽を重ね、各家庭に対して適切な支援が出来るように全力投球をしています。

当事務所の考え方

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当事務所の取り組み

当事務所では社会問題となっている「ひきこもり」「不登校」「登校拒否」「ニート」などの青少年に対して、どのような援助が出来るか、そもそも社会システムや家族システムにどのような問題がある中でそういった青少年が増加しているのかについて日々考察を重ねております。
(当事務所は研究機関として心理学の調査研究所を併設いたしております。)

当事務所としてもこういった問題を最重要の課題として、代表以下のスタッフ一丸となって取り組んでいる次第です。下記が表立った取り組み内容になります。

  • ○ 代表・研修生が「第17回(2012年度開催)登校拒否・不登校問題全国のつどい」に世話人として参加。またスタッフも参加者として参加予定
  • ○ 代表・研修生が非行と向き合う親たちの会にオブザーバーとして参加
  • ○ PSIカウンセリングルームとして親子関係やひきこもりに関するセミナーを多数開催
  • ○ 週1回程度、代表が事務所スタッフに家族システムについての勉強会を実施
  • ○ スタッフに「ひきこもり」「登校拒否」の経験者が多数在籍しているため、過去の経験についてのグループワークやディスカッションを定期的に開催
  • ○ また事務所外の外部講師の先生として、登校拒否の過去がある方をお呼びし、勉強会を開催
  • ○ 他のひきこもり支援を行っている施設様への社外見学

など、様々な活動を日々おこなっております。

ひきこもり→支援プログラムにて解決をはかる場合

ひきこもり→支援プログラムにて解決をはかる場合

  • ・ひきこもりの長期化の解消
  • ・長い目で見た場合の経済的負担が抑えられる
  • ・カウンセラーが間に入ることで当事者や家族の精神的負担に対する対処ができる
  • ・当事者に対してコミュニケーションの取り方を含めた社会性の獲得の援助
    (勉強もカウンセリングと別に指導します)
  • ・ひきこもり状態が解決した時、当事者、家族共が納得できる結果になりやすい
    ※もちろん双方が納得できるようにカウンセラーが援助する
ひきこもり→自然解決をはかる場合

ひきこもり→自然解決をはかる場合

  • ・ひきこもりの長期化→家族の精神的、経済的負担の増加
  • ・先の見えない経済的支援
  • ・本人の考え方の固着化が進む
  • ・解決したとしても当事者、家族共が納得できる結果として解決しづらい

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ひきこもり・不登校・登校拒否・ニート改善支援プログラム

当事務所では個々の家庭や個人に応じて支援プログラムを組んでいきます。
 そのため事前に当事者の方やご家族に対して、綿密なヒアリングを行っています。その結果、当事務所で対応させていただいて効果があると思われる場合はその旨をお伝えし、プログラムを作成していきます。
 また親子間でコミュニケーションが難しい場合や、当事者の方が自室から全く出て来る事が無いと言った場合に関しても、カウンセラーが訪問する形でコミュニケーションを取る努力を最大限行っていきます。その結果カウンセラーとコミュニケーションを取ることが可能になった場合はプログラムを作成していきます。

※当事務所の現在行っている対応の方法やスタッフ数の兼ね合いにより、こちらが依頼を受諾できる件数が限られております(一か月最大で4~5件)。受諾件数を超えた場合は、他の方のプログラムの予定との兼ね合いでお待ちいただくことになります。
 また初回面談の結果、案件としてお受けできないと判断する場合もございます。ご了承ください。

具体的にどのような事を行っていくかは、それぞれの案件によって違いますので一例を紹介させていただきます。

具体例1
具体例2

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料金についての考え方

  1. 初回面談(インテーク面談)

    親御さんが納得できるまでお話をお聞きします。
    当事者の方とお話できるようであればもちろんお聞きします。

    初回面談は基本的に何時間かかっても一定料金となっております。

    何時間お話されても最大で一回20,000円になります。
    (基本的に9時間までぐらいを考えています。ちなみに過去の最高時間は12時間を超えますが、料金を同一にしておりました。通常は4~5時間話される方が多いです。)
    カウンセリング事務所として少ない形態だと思いますが、「時間が短くて信頼関係を結べない」「かといって時間を長くするとお金が…」といった利用者の方のお声が多く、こういった形にさせていただきました。
    時間を気にせずゆっくりお話しできると思いますので、いろいろなことを好きなだけお話してくださればと思います。
     初回面談が短い時間で済むことがあれば、一時間あたり6,000円で計算させていただきます。
     また初回訪問面談の場合は90分15,000円、最大30,000円となります。
    ※カウンセラーが訪問させていただく場合は、別途交通費の負担をしていただきますことをご了承ください。

  2. 当事者の方との関係構築

    当事者の方やご家族との信頼関係の構築は非常に大切なことです。信頼関係の構築は、問題解決のために最も必要な要素の一つです。そのため、当事務所は信頼関係の構築に全力で取り組むことに重点を置いております。
     料金は1時間6,000円~になります。また料金一定プランもございます。ご相談ください。

  1. 実際のプログラムの開始

    プログラムの実施回数は、当事者の方の意向をお聞きしてから、ご家族とカウンセラーでしっかりとお話し合いを行って決定していきます。
     当事者の方の個性に合ったプログラム作りを第一に、これまでの過去の実施例やカウンセラーの知識などを総合して考えて実施していきます。
     また、今までのプログラム実施例から、カウンセラーと当事者の方との信頼関係の構築し、可能な限り長い時間を一緒に過ごすことにメリットがあると考えております。

    具体的な料金は個別の案件によって異なります。どのようなことを行っていくか、回数等によって料金が変わるためです。詳細はもちろん説明させていただきます。
     できるだけご家族の経済的負担にならないように、当事務所としても最大限のご協力をさせていただきます。

    一つ一つの案件を一生懸命、全力で!がモットーの当事務所と共に社会復帰を!

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今後の展望

詳しくはこちらをご覧ください

当事者の方が社会に復帰するところまでサポート

当事務所ではひきこもりの当事者の方が社会復帰した場合に多く見られる方向性である「学生」「社会人」のどちらを選んでいただいていただいてもサポートできる体制を敷いております。

学生の場合

  • ○ 元塾講師のカウンセラーによる勉強の指導(現状では中学3年内容までは全教科対応できます。)
  • ○ カウンセラーによる対人コミュニケーションの獲得の援助
  • ○ 事務所として社会における「居場所」の提供
  • ○ 当事務所研修生を中心とした、コミュニティへの参加の斡旋
  • ○ プログラム終了後のアフターケアカウンセリング

社会人の場合

  • ○ 元ホテルマンや仲居さんのカウンセラーやスタッフによる、社会人マナー講座
  • ○ 就活生や新入社員向けセミナーを行っている当事務所代表による個人講義
  • ○ カウンセラーによる対人コミュニケーションの獲得の援助
  • ○ 事務所として社会における「居場所」の提供
  • ○ 当事務所研修生を中心とした、コミュニティへの参加の斡旋
  • ○ プログラム終了後のアフターケアカウンセリング
  • ○ プログラムを終了した当事者の方対象の就職斡旋(現在ではまだまだ事務所としての努力が出来ていない面もあり、2業種3社様にとどまっておりますが、今後は重点を置き、増やしていこうと考えています。)
  • ○ 様々な業種への職業体験(これについては、多数の業種の会社様にお力添えをいただいています。今後さらに増やしていきたいと考えております。)

今後も、より充実したプログラムとなるように提供できるサービスの向上を図っていきます。

※会社関係者の方で、ひきこもりを脱出した当事者の方を採用してもいいとお考えになられる方がいらっしゃいましたら当事務所までご連絡をお願いします。詳細はお問い合わせ時に説明させていただければと思います。もちろん試験・面接の結果で採用は判断して下されば結構ですが、そこまでのステージに立つことが難しい当事者の方がたくさんおられます。せっかくひきこもりを脱出しても職業選択が出来ない、高い能力があっても履歴書の空白を理解していただけない…。など多くの問題があります。是非、ご検討くださればと思います。
※また同時に職業体験の受け入れ先も募集しております。たくさんの選択肢の中から当事者の方が職業体験をできるようになれば、と思っております。こちらも受け入れを検討して下さる会社・個人企業様がございましたら、是非当事務所までご連絡をお願いします。

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